2012-05-08

夜の睡眠リズム〜ノンレム睡眠・レム睡眠

「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」 睡眠には2つの種類がある。  

◉「ノンレム睡眠」は、大脳も休んでいる状態の眠り。
深さのある睡眠で、ステージ1(浅)~4(深)の段階がある。

●ステージ1
うとうと状態

うとうとするにつれて脳の活動が低下しθ波(シータ波)という一定の
パターンの脳波が現れる。

●ステージ 2
睡眠状態に入る状態

この状態の脳波には振幅の低い波形の中に一過性の睡眠紡錘波やK-複合波と
呼ばれる特徴的な波形が出現する。

●ステージ3、4  
より深い熟睡に移行 徐波睡眠(じょはすいみん)

入眠後約20 分で最初の深い眠り、第3段階に到達し、体温の低下や呼吸、
心拍数の減少が見られる。 この時点までくるとそう簡単には起こされず、
もしも起きたとしても、ふらついたり自分が把握できない。
第3段階の脳波の50 %は、δ波(デルタ波)という徐波で占められている。
第4段階は最も深い睡眠、脳波は50 %以上が高振幅、低周波のδ波(デルタ波)
で占められている。
睡眠の最初のサイクルでは、入眠後約1時間で第4段階に到達する。 


◉「レム睡眠」は、睡眠サイクルの最後で、大脳が活動した状態の眠り
レムとは、「急速眼球運動」という意味で、まぶたの下で眼球がキョロキョロ
動いている状態。身体は眠っていても、脳は覚醒に近い状態で、夢は、このレム
睡眠の時に見るといわれている。



sleep-rhythm1
眠りのしくみ



これらの段階は、平均的な8時間の睡眠中に  ⒋5回繰り返される。
ノンレム睡眠の第 1 段階から最初のレム睡眠までを 、初めの「睡眠サイクル」
と呼び、1サイクルは 90から 100分で、通常一晩に⒋5回の睡眠サイクルがある。
 一晩の前半部分はより深い眠り(ノンレム睡眠 3、4 段階)が占め、後半はレム睡眠が
多くの割合を占める。 


ノンレム睡眠中はすべての生理的な機能(体温、血圧、心拍、呼吸や消化、泌尿の機能、
脳内活動)に低下が 見られ、身体が真に休息状態にあるといえる。 
また、第3、第4段階ノンレム睡眠中には、一日に必要な人体成長ホルモン(HGH)が
脳から体内へと放出され る。


人体成長ホルモン(HGH)は、
肉や骨の成長や維持、胃腸や肌の修復を促すのに重要。

だから、睡眠の質というのは、
「徐波睡眠」をどれだけ確保しているかということになる。


しかし、ノンレム睡眠にたいして
レム睡眠時には、記憶や感情を整理し、その固定・消去しているので
学習効率をあげるには、レム睡眠の確保も必要になる。




ともかく
午前1時、2時に寝ていては、よくないという事だ ^^;

『お肌のゴールデンタイム』『睡眠のゴールデンタイム』 とも言われる
22時から深夜2時までの睡眠が、疲労回復や美容の面でも重要~~( ´θ`)ノ


 夜の睡眠リズム。。。 「睡眠」って何?